きちんと覚えたい羽織袴(はおりはかま)名称

紋付袴は日本の伝統的な正装であり、結婚式や成人式などの重要な行事で着用されます。カメラマンとして撮影する際に、各部位の名称を知っておくと被写体への指示や構図の調整に役立ちます。

上半身(紋付)

  • 紋付羽織(もんつきはおり): 外側に着る上着
  • 家紋(かもん): 羽織の背中、胸、袖に付けられた家の象徴
  • 羽織紐(はおりひも): 羽織の前を留める飾り紐
  • 長襦袢(ながじゅばん): 着物の下に着る下着
  • 襟(えり): 首回りの部分
  • 衿元(えりもと): 首の周りの部分全体
  • 袖(そで): 腕を通す部分
  • 袂(たもと): 袖の垂れ下がった部分

下半身(袴)

  • 袴(はかま): 下半身を覆う和装のズボン状の衣装
  • 前垂れ(まえだれ): 袴の前面部分(幅広の板状)
  • 馬乗り(うまのり): 袴の左右に分かれた部分
  • 紐(ひも): 袴を留める紐
  • 袴紐(はかまひも): 袴を結ぶ紐
  • 踝(くるぶし): 袴の裾の長さの目安となる足首の出っ張り

小物・装飾品

  • 角帯(かくおび): 着物に巻く幅広の帯
  • 雪駄(せった): 草履の一種で正式な履物
  • 足袋(たび): 親指と他の指が分かれた白い靴下
  • 扇子(せんす): 折りたたみ式の扇
  • 羽織紐飾り(はおりひもかざり): 羽織紐の装飾部分

撮影の際は、伝統衣装の格式と美しさを引き出すよう心がけましょう。

理事 藤井立秀

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日本婚礼写真協会HP編集部
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