婚礼和装振付とは?

和装写真の振付とは、着物や和装を着た状態での美しいポージングや所作を指導し、写真撮影をより魅力的に表現するカメラマンには欠かせない技術のことを指します。特に成人式や七五三、婚礼、時代劇風の撮影などで重要になります。
和装写真の振付のポイント
1. 姿勢
- 背筋を伸ばし、首を長く見せる
- つま先を少し内側に向ける(内股気味)と、女性らしい上品な印象に
- 手は柔らかく添える(帯の前や扇子を持つときに緊張しないよう意識)

2. 袖や裾の動きを活かす
- 振袖や訪問着の場合、袖を優雅に見せるために軽く持ち上げる
- 歩くときは裾が広がりすぎないよう少し持ち上げると上品な仕草に
- 新婦の白無垢や色打掛では、手を添えるだけで着物の豪華さが映える

3. 目線と表情の調整
- 伏し目がちにするとしっとりした雰囲気に
- 笑顔は控えめにし、柔らかい微笑みを意識すると和装らしい上品さが出る
- 花嫁や成人式では、遠くを見つめる視線も映える
4. 小道具を活かす
- 扇子や番傘、和紙の手紙などを持つときは、指先を優しく揃える
- 番傘を持つときは傘の角度を調整し、顔に影が落ちないようにする
- 帯や着物の柄が美しく見える角度を考慮
5. 動きのあるポーズ
- 歩く姿を撮る際は、片足を少し前に出し、足元を見ながら歩くと自然な流れに
- 袖を広げて振る動きや、扇子を開く瞬間などを活かすと動きのある写真に
和装振付けはAIで再現できるものではなく、伝統的な美しさと自然な動きをバランスよく取り入れることが大切です。和装振付の基本を学ぶことは、スナップ撮影や出張撮影においても必ず役に立つ高い技術です
投稿者プロフィール

- 日本婚礼写真協会、ホームページ編集部です。
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